この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君がため(教師と教育実習生)《長編》
第7章 しのちゃんの受難(四)

 里見くんは、一瞬目を見開いたあと、ゆっくり、今度は優しい声で、愛の言葉を紡ぐ。

「俺は、小夜先生のことが好きです」

 うん。

「小夜先生のことを愛しています」

 うん。

「来年、結婚したいです」

 来年は早くないですか?

「あなたが欲しい」

 こちんと額がぶつかる。

「あなたしか、いらない」

 里見くんの瞳の中に、私が映る。

「あなただけが、欲しい」

 もっと。

「小夜」

 もっと、求めて。

「小夜」

 もっと――言って。

「好き」

 目を閉じるのと、里見くんの唇が触れるのと、どちらが早かったのか、結局わからなかった。
/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ