この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
リビングの明かりの下、ソファの上で半裸を見られているのに、羞恥心よりも情欲が勝る。
――私も、宗介を求めている。
髪の毛がお腹を撫でる。くすぐったい。
太もものあたりを指がたどる。あったかい。
ショーツの上に、舌が這う。腰が跳ねる。
「あ、んっ!」
薄い布越しに肉芽を舌で甘く噛まれて、嬌声が漏れる。ぬるぬると舌が蠢(うごめ)くたび、声があがり、体がしなる。ショーツは愛液と唾液でベトベトだ。
あぁ、もっと……もっと、して。
もっと、来て。
宗介の指がショーツにかかったので腰を上げると、スカートと同じようにスルリと抜かれる。そしてすぐに宗介の手が私の膝を折り、開脚させる。
外気にさらされて、陰部は少し肌寒い。
「小夜、太いのはもう少し待ってね」
宗介の頭が私の股の間に沈み込む。腕でぐっと太ももが押し広げられ、あられもない姿を宗介にさらしてもなお、与えられる快楽への期待のほうが大きい。
「ッあ!」
花芽を舌で直接舐られると、予想以上の熱さと気持ちよさに、一瞬で高められてしまう。舌が動くたびに腰が揺れる。声が我慢できない。
花弁は口に含まないで。気持ちいいより、ただただ恥ずかしい。
中に舌を挿入(いれ)ないで。愛液がまた溢れてきてしまう。
す、吸っちゃ駄目! じゅるじゅる音を立てないで!
も、駄目! 恥ずかしい!
けれど、口にしたらまた何度もイカされることになる。それはしんどい。
だから、我慢する。我慢する。頑張る。