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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
扇情的なキスと同時に、ショーツ越しに宗介の熱い指が割れ目をたどる。くぐもった嬌声は、宗介の口内へ。恥ずかしさで悲鳴を上げてしまいそうになるくらい、濡れている。
「そんなに欲しい?」
「あ、っふ、ん、ああっ」
ショーツ越しでもわかるのか、宗介はピンポイントで肉芽を優しく擦ってくる。びくびくと体は跳ね、愛液が溢れ出てくる。
やだやだ、ショーツが気持ち悪い。脱ぎたい。脱いで直接――。
触って欲しい。
唐突に理解する。
私は宗介に触って欲しい。触れて欲しい。
私も宗介に触りたい。触れたい。
今さら、ベルトが邪魔になってきた。汗ばんだ肌に手を滑らせたいのに、筋肉質な肌を堪能したいのに、できない。
「そ、すけ、あ、ベル、っ、ベルトっ」
「外して欲しい?」
うんうんと頷く。宗介はちらりとベルトに目をやって、ニッと笑う。
「駄目」
「なんっ、でっ!?」
邪魔なんてしない。「いや」も「だめ」も言わない。だから――。
「じゃあ、我慢してね」
なんで、に答えてもらえないまま、宗介の頭が徐々に下がっていく。唇がキスを落としながら、舌が這いながら、胸からお腹、腰へと移動していく。
スカートのホックが外され、ファスナーが下ろされる。少し腰を上げる。
スカートが足からスルリと抜き取られると、下腹部を覆うものはショーツだけになっていた。