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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
「っふ、んんー!」
「小夜のいいとこは、結構浅いところにあるよね」
肉芽と膣壁に同時に刺激を与えられると、深い快楽の波の合間に落ちていきたくなる。
苦しいけど、しんどいけど、宗介が与えてくれる愛の波間になら、溺れてもいい。
「あ、あ、っ、そ、すけぇ」
「小夜、イキそう?」
「ん、ん、ぎゅ、って、して」
近くにいて。一人で気持ち良くなりたくない。ぎゅってして欲しい。ぎゅってしたい。
やっぱり、ベルトが邪魔。
宗介の頭をベルトで縛られた両手ごと抱きしめて、キスを、舌を受け入れる。ちょっと痛いけど、我慢する。
「ん、はっ、ああっ」
「小夜」
口は宗介の舌を味わいながら、膣は宗介の指を咥え込む。どちらの粘液も宗介と気持ち良くなるためのもので――。
「小夜、おいで」
宗介の声に呼応するかのように、体がびくりと大きく反応する。舌と指からもたらされる刺激で、一気に高みへと連れていかれる。
「あっ、んーっっ!!」
ぎゅっと目を閉じて、ぎゅうと宗介を抱きしめて、体の痙攣を受け入れる。小刻みに震える体を、宗介が抱きしめてくれるから、怖くはない。