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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
「あっ、あ、あ……」
「上手にイケたね」
何が上手で何が下手なのか、よくはわからない。
収縮が収まり、体が弛緩する。浅い呼吸を繰り返しながらぐったりとした私を見下ろして、宗介はようやくベルトに手を伸ばす。
カチャリと軽い音を立ててバックルが解かれた瞬間に、宗介を睨む。酷い。ろくでなし。
大慌てで両手をベルトから引き抜いて、痕がないかを確認する。うっすらと赤くはなっているが、明日には消えそうだ。
「気持ち良かった?」
「……拘束プレイは駄目」
「俺は楽しかったけど?」
「楽しく、ない! ……気持ち良かったけど」
確かに気持ちは良かったけど、縛られていたから気持ちがいいわけではない。むしろ、両手を使ってぎゅうぎゅうに抱き合っていたほうが気持ちいいに決まっている。
「……もっと、抱き合いたかった」
「そう。それはかわいそうなことをしたね。ごめんね」
絶対にそんなこと思っていないくせに!
「じゃあ、小夜」
いつの間に準備をしたのか、避妊具を装着した肉杭が視界の隅に映る。ピンク色のそれは、グロテスクなのにちょっとファンシーだ。
「望み通り、抱き合ったままイカせてあげる」
望んでないっ!
私の声が宗介に届く前に、滾った淫棒がイッたばかりの膣内へと侵入を試み始めた。