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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
何度も、何度も、何度も一番奥に宗介を感じて、意識すらとろけそうになってしまう。
あ、だめ、私も一緒に――。
「そーすけ、イッちゃう!」
「小夜、俺も」
低い情欲の声に応えるかのように、私の体が跳ねる。それを封じるかのように、乱暴に唇を開かされ、宗介の舌が割り入ってくる。
「んんんーっ!」
「っ、く」
深い、深い、収縮。
宗介の熱杭を締め上げるのがわかるほどの、強い快楽。
目の前が真っ白になったかと思えば、すぐに暗転する。
宗介は腰を何度も打ち付けて、私の痙攣に合わせるかのように、最奥で果てた。動きと、顔の表情でわかった。
びくびくとまだ痙攣が収まらない。私の中が震えるたびに、宗介の腰も震える。
きゅうきゅうと締め上げていると、宗介のものの状態がどんなものかはすぐにわかる。
「そーすけ」
「うん? 気持ち良かったよ、小夜」
とろけてしまうほどにうっとりとした視線をこちらに寄越して、宗介は笑う。私の髪をゆるゆると撫でて、また何回かキスをする。
質量はまだ、保ったまま。
……若いなぁ。
さっきはすぐ萎えたのに、なぁ。
「……まだ、イキたい?」
見上げながら尋ねると、宗介は一瞬目を見開いて私を見下ろす。力を入れて腟内を締めると、宗介の肉棒がやはり大きさと硬さを維持したままであるとわかる。
「っあ、締めないで、イッたばかりなんだから」
「イッたばかりなのに、イキ足りないって顔してるよ」
「……受け入れてくれるなら、イキたい。まだ、小夜を感じていたい。小夜の中に、いたい」
ストレートな物言いで求められると、恥ずかしくはなるけれど、悪くはない気分だ。
若いってすごいな。
性欲の塊である青年の欲を、私の体はまだ受け入れられるだろうか。