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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第12章 しのちゃんの受難(七)
太ももにわざと当てられたボクサーパンツの中は、硬く熱い。まぁ、朝、だもんなぁ。
「……ゴムは残ってるよ」
「……挿入(いれ)たい?」
「もちろん。いつでも」
煽ったのは、私? それとも、生理現象に乗っかっただけ? どちらでもいい。
胸の先端を宗介が舐めて捏ねて甘く噛むから、私の体も少しずつ彼を受け入れる準備が整っていく。
刺激を受けてすぐ濡れるのは、便利なようだけれど、欲しがりなようにも思えて恥ずかしい。
「……そーすけ」
「いい?」
「ん、おいで」
前戯もそこそこに、濡れた蜜口に皮膜付きの楔が突き立てられる。
宗介の滾った肉棒を、膣は難なく飲み込んでいく。その形さえ覚えてしまったかのように、宗介の質量を咥え込むことに痛みはない。すぐに馴染む。
「っあ、あぁ……」
「痛くない? 大丈夫?」
「だい、じょぶ。筋肉痛、のほうが、辛い」
「昨日の?」
「……久しぶり、だったのにっ、あんなに、激しくされ……っ、酷いっ」
体、特に下半身の違和感は、筋肉痛。久しく動かしていない筋肉を昨日無理やり動かされて、体が悲鳴をあげたのだ。
「久しぶりだったの? どれくらいしていなかったの?」
「……二ヶ月くらい、かな……」
「へぇ。高村礼二とはセックスレスだったんだね。嬉しい」
何が嬉しくて、どこに喜ぶべき要素があったのかは私には全くわからないけれど、宗介は満足そうに笑う。
「俺がぜんぶ上書きするから」
「あっ、おく、んんんっ!」