この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君がため(教師と教育実習生)《長編》
第12章 しのちゃんの受難(七)

 ぎゅうぎゅうと抱き合って、高校生みたいに「好き」を言い合って、体の奥でお互いを感じ合う。幸せな時間だ。

 いつ好きになったのか、なんてわからない。一目惚れではないのだし、ただ絆されたのかもしれないし、本当によくわからない。
 宗介を好ましいと思い、触られても嫌だとは感じず、体の繋がりを求めている――それだけなら、恋人でなくても良いのだけれど。

 私、自分のことを棚に上げて、「宗介のセックスの手順が慣れているのは、他の女の人と経験があるに違いない」と思った瞬間に、ほんの一瞬だけ、「ムッ」としたのだ。
 ……嫉妬、したのだ。


 こんなに私を求めているのに、他の人と経験したの?
 その人は、どんな人?
 一人だけ? それとも、複数?
 私と、どう違った?

 ねぇ、宗介。
 私、そんな意地悪な質問をしてみたくて仕方がないの。
 もちろん、聞いたらちゃんと答えてくれるとわかっているから、聞きたくないのだけれど。

 心も体も手に入れたい、と思うくらいには、宗介のことが好き。

「あっ、あぁ、そーすけぇっ」
「小夜、気持ちいい」
「私もっ、きもち、い、っ」
「でも、俺以外のことを考えないで」
「!!」

 宗介が私の舌に噛み付く。痛い。血が出そう。
 目の中に宗介だけを映して、私は頷く。

「ごめ、っあ!」
「何を考えていたのかはあとで聞くから……今は、気持ち良くなって、小夜」
「っあああ!」

 胸の二つの先端を同時に指で摘まれて、背中がしなる。
 ほんとは指じゃなくて舌で蹂躙してほしい。あれは気持ちいい。
 でも、舌は私の口の中いっぱいに挿入ってきている。我慢、しなくちゃ。
/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ