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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第16章 しのちゃんの受難(十)

「っふ、あぁっ」
「ん、イクの我慢しなくていいよ、小夜」
「やっ、あ! っ、ふぅぅ、んっ」

 机の上で仰向けにさせられ、さらに開脚させられ、羞恥に顔が真っ赤になったまま。宗介は嬉しそうに私の陰部に舌と指を這わせている。
 私の足は、机の縁ギリギリのところに引っかかっているだけ。
 落ちそうになるたびに、慌てて手でぎゅっと太ももを引き寄せ、押さえる。

 ……とても、恥ずかしい。
 こんな淫らな格好、恥ずかしすぎて、死にそう。
 けれど、私から「抱いて」と言ってしまった手前、さらに「いやだ」「ダメ」は禁止されている以上、私に拒否する権利はない。

「靴下だけって、そそるね」
「っ、ああっ!」

 ブラウスとスカートとキャミソールは椅子の背に引っ掛けられ、ブラはホックが外されたまま、まだ肩にかかっている。ショーツはどこにあるのかわからない。下半身はソックスしか身につけていない。
 宗介はもう、半裸。スーツもシャツもネクタイも椅子に放り投げ、ボクサーパンツだけの格好だ。靴下は履いているかもしれないけど、ここからは見ることができない。

 机は冷たいけれど、冷たすぎることはない。今日は梅雨の晴れ間で、結構暑い。机の冷たさがちょうどいい。
 机の縁に辛うじて乗っかっただけのおしりは、すでにびしょびしょに濡れている、気がする。宗介がひたすら私の花芽を舐め立てて、指で膣内の敏感なところを攻め立てるから、愛液と唾液が水たまりを作ってしまうくらいに濡れてしまっている。

「小夜の、美味しい」
「っあああ!」
「もっと、飲ませて」

 私が震えるたびに、机が揺れる。
 机は私が横たわっても十分な広さはあるけれど、心もとなくて、怖くて、動けない。
 何かにつかまりたいと伸ばした両手は空を切るだけ。
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