この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰よりも君を愛する
第15章 新婚生活

新婚旅行でお互いの愛を確かめ誓い合った二人の新たな新婚生活が始まった。
亜矢子は良雄より早く起きるとまだ不慣れなキッチンでコーヒーとクロワッサンサンドを用意した。
デザートのイチゴは旅行の帰り際、女将が仕入れ先の農家から取り寄せて持たせてくれたものだ。
亜矢子はイチゴを洗いながら旅行でのあの時の事を思い出していた‥
(イチゴ‥入れちゃった)
『おはよう奥様‥チュッ』
ふいに良雄に後ろから抱きしめられ頬にキスをされて驚いてしまった。
『キャ‥おはようございます旦那様(笑)』
『どうしたの?じーっとイチゴを見つめて‥顔も赤いし‥早く食べたかったの?ほら、アーンは?』
良雄に指摘されてますます顔を赤くする亜矢子は恥ずかしそうに口を開いた。
『残りは食後にゆっくり食べよ(笑)顔洗ってくるよ』
洗顔を終えた良雄と向かい合って食事をしていると、だんだん新婚生活に実感が沸いてくる。良雄もそうだった。
二人で今日の予定や、たわいもない会話も全てが楽しかった。
『あの、荷物の整理が終わったらお庭にお花を植えてもイイですか?』
『ああ、亜矢子の庭なんだから好きにしていいよ、でも雑草だらけだから大変だよ、』
亜矢子はテキパキと食後の皿をシンクに運ぶ。
『嬉しい(笑)雑草くらい平気ですよ!』
『そっか、亜矢子みたいな可愛らしいお花植えてね(笑)、ソファーで新聞読んでる‥洗い物は後でいいからイチゴこっちで食べよ(笑)』
‥イチゴ、
亜矢子はハッキリとアソコがジン‥と疼いたのを感じた。

