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誰よりも君を愛する
第16章 健康管理

一人で行くと行ったのに無理やり良雄が付いてきた。

最近、亜矢子はスーパーのフルーツコーナーでスゴく悩んでしまう。

『これ‥は無理ね、これなら入るかも‥』

毎朝良雄にフルーツを下の口で食べさせる習慣が当たり前になってきてしまった亜矢子は
美味しいか、旬物かではなく入るか入らないかで選んでしまっていた。

『明日のフルーツは何にしますか?』

『うーん‥バナナは?嫌い?』
『嫌いじゃないですけど‥』

良雄はよりによって亜矢子が今まで避けていたバナナを選んだ。

『コレなら亜矢子の下のお口も気に入るよ‥』

耳元で小さな声で良雄が囁いたので亜矢子は真っ赤になってしまった。

『し、知りませんっ』

スーパーで食材を沢山買い良雄に持ってもらった。

『私、ドラッグストアに寄りますから先に帰ってて下さい。』

『了解』

良雄と別れ一人でドラッグストアへ行くと生理用品売り場へ向かった。
いつものナプキンの昼用と夜用をカゴに入れた。

『亜矢子生理なの?』

『うわっ!ビックリした~っ‥ヤダ、尾行したんですね(怒)』

『人聞き悪いなあ~心配だったからさ。ところで亜矢子はナプキン派なの?』

『そ、そうですけど‥何か?((怒))』

『タンポンにしなよ~タンポンに(笑)』

『ちょっとヤダ、人に聞かれちゃう』

『ほら、タンポン、違う‥そっちの太い方、亜矢子は太いのが好きだろう(笑)』

良雄のしつこさと恥ずかしさで早くこの場から立ち去りたくてタンポンの箱をカゴに入れ足早に精算し店を出た。

『亜矢子さん‥怒ってるの?』

『だって太いのがどうの、って。人に聞かれちゃうでしょ!それに私タンポンなんて使ったことないし。』

『ごめんね~っ‥あ、今夜は僕がご飯作るから許してよ‥』

『え?本当に?ヤッター!じゃあ許してあげます(笑)』

『じゃあ、タンポンは僕に入れさせて(笑)ね、ね、絶対ね、ね?』

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