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癒らし屋日記 #葵さん
第5章 窓の外には東京タワー
「らめ(駄目)」彼女は、からんだ指のあいだから、言葉を漏らす。「らめらってば…」
彼女はそして、ぼくを押し倒す。
ぼくたちは、ベッドにもつれ込んで。
まだ上掛けも外していないままの布団の上に、衣服をすべて脱ぎ去って、ぼくが仰向けになる。
ぼくの上に、彼女がまたがる。
その目はトロンととろけて。
ぼくたちは、性のトリコとなって、何もかもをさらけ出し合う。
ぼくは勃起して反り返ったおちんちんを、右手でしごきあげる。
彼女のスケベな身体を見ながら。
彼女はぼくに背を向けると、ぼくの顔をまたいで、上半身を伏せた。
ちょうど69の体勢。
でも、ぼくたちはオナニーをやめない。
互いの顔に、互いの性器を寄せて、自慰行為をつづける。
強烈な羞恥の感覚。
男性器だって女性器と同じように、愛液でヌラヌラになってしまう。
見られている。
そして、見つめている。
アンダーヘアを短くトリムしている彼女の性器。
その白い指が、花びらをかき分けて、白い蜜を放つヴァギナを何度もかきまわしている。
そして愛液をクリトリスにつけては、指の腹でクリをこねくる。