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短編集!クリスマス!クリスマス
第4章 写性
「僕らの自由の女神…」
「松明も数字も捨てて、」
「僕と「俺の「「手をずっと離さないでくれ」」
真剣なターコイズブルーとオニキスブラックの瞳に見つめられ、私はしっかりと頷いた。
照明が落とされ、『記念すべき日』仕様のアロマキャンドルのグラスが部屋いっぱいに置かれて、揺らめく沢山の炎と香りに包まれる。
炎より熱く、蝋のように溶かされて、私は二人の愛を受け止めた。
何度となく達し、何度も愛し合い、果てを知らないままに私は眠りに落ちた。