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第4章 遠山 美香 13歳

気付いたら、目の前に遠山さんがいて…

パチーーーンッ！

「お前か？お前も、グルだったのか？」
「えっ？」

パチーーーンッ！

ビリッ…ビリッ…

ブチッ…

「いや…やめて…こな…いで…」

後ろへ後ろへ、下がっていった。遠くで、ママは、倒れたまま。

スカートが、脱げたのもわからなかった。

パチーーーンッ！

「言えよ。どうなんだ？美香。お前も、金に目がくらんでんのか？」
「ちが…くるっ…しい。」

ブチッ…

カチャカチャ…

「子供だと思ったが、いい身体してんな。美香。」

ひゃっ！！

フローリングの床の冷たさが、背中に伝わって…

「いや…やだっ…やめて…」

裸のまま、また逃げた。