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第4章 遠山 美香 13歳

「自業自得！」
「勉強？」
「テストあるし。」
「お前、これからどうする？あの家、戻るか？」
「戻りたいけど、ママの顔を見ると…。」

あの時のママが、言った。

「お願いだから、言うことを聞いて。」

無表情の顔が怖かった。

「私、ある意味、ママに棄てられたんだ。」
「…。」
「はぁっ…」

パンッ…

「美香、お前、ここに住め。」
「学校は？」
「俺が送る。行けない時は、部下に頼むから。面通しさせる。」

それから、数日して、私が今まで住んでた家から、私の物が、運び出されて、この家にきた。