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第4章 遠山 美香 13歳

「なんか、この部屋だけ、異様に明るい。」
「会った？」
「いや。居なかった。生活費用の金が無かったから、またパチンコかもな。」
「…。」

遠山さんは、この家と元の家、会社を行き来してるから、大変らしい。

たまに、抱かれるけど、専ら抱き締められて、話を聞いてる私。

「なぁ、冬休み、どっか行きたい？」
「でも…」
「１日位、休めるだろ。」
「じゃ、温泉にいきたい！まだ、入ったことないもん。」

で、冬休みになって、部下から愚痴愚痴言われた遠山さんと温泉に。

「はぁっ！！気持ちいい。よく仕事で、泊まりには来るけど、いつもホテルだからなぁ。」
「ここ、疲労にも効果あるみたいですよ。そこに書いてある。」

時間貸しきりの混浴風呂だから、ふたりっきり。