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サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携
「ひゃっ、あ」
ごろりとひっくり返されて、両足の間に割って入ってきたのは健吾くん。後処理をした翔吾くんは私の頭上に座る。
そして、逆さまの位置から、額に、ほおに、唇に、優しいキス。
その間に、ひくつく蜜口に熱く反り立った健吾くんの肉棒がくちゅりと宛てがわれ、一気に奥まで貫かれる。
「んんんっ!」
痛みはない。ただ、しびれるほどに、気持ちいい。
翔吾くんはキスをしながら、両手で私の胸の突起を優しく転がす。その繊細な動きに、はしたなくも、もっと強い刺激を望んでしまう。ぎゅうと摘んで、噛むほどに強い刺激が欲しい。
健吾くんは最初こそ我慢できずに奥まで進んできたけれど、徐々に腰を引いて、隘路の中程を穿ち始める。
私の好きなところ、翔吾くんにでも聞いたのか、健吾くんが自分で見つけたのか、わからない。すごく、気持ちいい。
「あかり、気持ちいい?」
「んんっ」
「そっか、良かった」
健吾くんの声は聞こえるけど、顔は見えない。けれど、ほっと微笑んだような声だ。
次の瞬間、健吾くんのぬるりと濡れた指が肉芽を擦り上げた。
「んんっ、んー!」
翔吾くんの唾液を嚥下しながら、悲鳴を上げる。驚くほどびくんと体が跳ね、背中がしなる。
健吾くんは少し驚いたのか、指を離す。また、びくりと腰が動く。
「大丈夫か?」
「大丈夫。気持ちいいだけだから」
私の代わりに翔吾くんが応じる。私は既に嬌声以外の声を上げることができなくなっている。再度肉芽に遠慮がちに触れられ、荒く息を吐き出すだけ。