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残響
第4章 涙

あれからの私は、何もする気がなく、部屋から出るのも怖かった。
学校も病院も塾も行かず、部屋にいた。
電話が鳴っても、出るのも嫌だった。
どれくらい、そうしてただろうか?
ガチャッ…
「紗菜っ!!」
「…。」
部屋に急にパパが、入ってきた。
「紗菜ちゃんっ!!どうかした?」
「良かった!お前、生きてて…」
「…ちゃ?」
小さな男の子が、部屋に入ってきた。
「パパ?パパ…ヒクッ…パパ…」
パパも里美さんも、荒らされた部屋、破かれた服、私の身体を見て、わかったらしい。
学校も病院も塾も行かず、部屋にいた。
電話が鳴っても、出るのも嫌だった。
どれくらい、そうしてただろうか?
ガチャッ…
「紗菜っ!!」
「…。」
部屋に急にパパが、入ってきた。
「紗菜ちゃんっ!!どうかした?」
「良かった!お前、生きてて…」
「…ちゃ?」
小さな男の子が、部屋に入ってきた。
「パパ?パパ…ヒクッ…パパ…」
パパも里美さんも、荒らされた部屋、破かれた服、私の身体を見て、わかったらしい。

