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罪の秤
第2章 判明
「俺が、何を言いたいか…」
「ご、ごめんなさいっ!!」

土下座した。

「お金は、ちゃんと返します!どうか、警察には…」
「しないさ。つき出す事は。田舎にお袋さんいるんだろ?」
「えっ?はい。」


暫く、杉山さんの顔を見た。部屋の中、暗いからよくわからないけど…。

「あの?杉山さん?」
「はぁっ…」
「クビですよね?」


ゴクンッ…

「明日…とりあえずきて。」
「はい…」

杉山さんが、帰っても私は暫くドアを見つめていた…
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