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第1章 過ち

これから、どうしよう。もぉ、お金ない。お給料日まで、あと半月。

重い足取りで、アパートに帰ると、家賃の督促状が来てた。

「あっ、いっけない。仕事行かないと！」

急いで支度をし、自転車で会社へ向かった。

「おはようございます！遅れてすいませんでした。」
「うん…。」

杉山店長のジトーッとした視線を浴びながら、エプロンを身に付けた。

今日は、いつにもまして、杉山店長の視線を感じて、落ち着かなかった。