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罪×咎
第3章 喪服姿
志織さんは、10分位で戻ってきた。

葬儀が終わり、出棺。先程の親子は、姿がなかった。

「さっ、志織さん。僕、介助するから。」
「はい…」

志織さんと、兄貴の骨を骨壺に納めた。

親戚連中の視線を感じたが、この際、無視を決め込んだ。

家に帰ると、志織さんは…

「涼太さん。今夜、お酒でも飲まない?買ってきて欲しいんだけど!駄目かな?」

いつものように言った。目は、憔悴しきってた。

「あぁ。ついでに、僕、買うものあるから、買ってくるよ。」

上着とネクタイを外し、ジャンパーをきて、出掛けた。

ずっと、我慢してたもんな。

志織さん。

でも、あの親子誰?

本当に浮気してたのか?

わざと遠くのスーパーまで行き、帰った頃には、日が暮れかかっていた…。
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