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ふたりの女上司、母も美少女も。
第3章 第三章 淫念の対決
通勤電車の車窓から、桜の花びらが風に舞っているのが見える。霞がかかって薄ぼんやりした街に柔らかな陽が差してキラキラ煌めいている。
あの、衝撃の日から3ヶ月が過ぎた。新垣さんは勤めていたビズライフを辞めて、今日からNJP本社勤務だと井川部長から聞いている。
新垣さんとはあれから一度も会ってない。体調を崩したとの理由で2週間程休職し、残務整理の処理を終えて長期休暇をとっていた。その間に僕もビズライフの登録が終了して、仕事上のやりとりが無くなり何度かメールを送ろうとしても言葉が見当たらず断念していた。井川部長からは上司の田崎と会って別れさせたとか、それでも執拗にメールを入れてくるだとか、逐一情報が入り、彼女からメールが無いのも色々と大変なんだろうなと思っていた。

僕は派遣期間満了につき、めでたく(?)正社員として登用されて更に忙しくなりそうだ。初日、正式に部長から広瀬社長を紹介された。全くもってあの日は井川部長と二人っきりのプレイだったと思っているらしい。彼女に色々と仕事の指示を出す、ダンディーなスーツ姿の内側の情けない真実を知っているだけに何とも滑稽だ。

そんな事を考えているうちに駅に着いた。そういえばここ最近部長と通勤時に会うことがないな…と思っていたら、たまたまあの頃は免停でマイカー通勤ができなかっただけだそうだ。かなりのスピード狂でこのエコの時代に逆行するような真っ赤なボディの欧州車を乗り回している。今日は朝一事務所に立ち寄るって言っていたのを思い出した。

「ヴォン!ヴォーン!」

低音のクラクションに振り返ると、井川部長だった。
「おはよっ!」
窓を開けて声をかけてくる。停車する事なく走り過ぎて行った。
「普通、乗っけてくれないかな…まあ、もう目の前だしなっ…」
彼女が、僕をどう思っているのかはわからない。ただ、十日に一度ペースで僕を求めてくる。帰り仕度をする頃、フラリと事務所に現れて耳元に
「いい?」
と、吐息を吹きかけてくる。例のベッドルームに連れ込まれ、モニター画面の極彩色の光と大音響のジャズピアノに包まれて貪欲に求められる。日々のストレスを晴らすノンストップのセックスは行為の後のピロートークでも彼女が主導権を握り、ビジネスに関わる話を疲れ知らずに繰り広げる。新垣さんが入社することが決まってからは、更に話題に事欠くことがなかった。
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