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ふたりの女上司、母も美少女も。
第5章 第五章 最期は淫フェルノ
「今まで僕に相談ってありましたっけ?仕事の指示…命令ばかりですよね?」
「命令だなんて…」
「僕が新垣さんから本当の事を聞き出せばいいんですか?」
「ちょっと待って、ちゃんと話すから!」
「この会議ってあと何分くらいかかりそうですか?最初にそれを教えてくれませんか。15時までにアプリのプッシュ通知を設定しなければいけないんです」
事務的な対応ではぐらかす。そんな作業なんて30分もあれば終わってしまう。
「10時までもらえる?なるべく早く終わらせるから」
「わかりました、大丈夫です」
エアコンを入れ忘れた事務所の湿度が不快感を増長している。リモコンを手にして『急速冷房』で20度・強に設定する。程なくして二人の周囲の空気から張り詰めたものが冷気とともに浄化されていくのがわかった。
「来週末の金曜日、17時から市長の私設事務所で簡単なパーティが行われるの。十人程度の親睦会的なものね。その一時間前に、私と貴方に来て欲しいと彼女からリクエストを受けたの。まずはそのパーティに参加して頂戴、これは業務よ…」
「わかりました!調整します…」
「それに先だって事務所のリビングに大型のプロジェクターを取り付けたいそうなの。なんでもパーティの中で市の施設などの資料映像を見せたいらしくて…貴方に機材を調達してもらってなるべく早く設置してもらいたいの!」
「僕に…ですか…」
「そう…市長からの指示で、知らない業者は絶対いれるなって釘刺されてしまって、困っているのよ…」
「わかりました、何とかなると思います。ネットで調達できる民生機レベルで良いんですよね?」
「勿論、それで良いわ…」
「それと…その時、わからないように盗聴器を仕掛けて欲しいの!」
「なるほど…新垣さんの退社理由を事前に掴む…って訳ですね…」
「貴方を信じているからお願いしてるの、わかるでしょ!」
「正直言って良くわかりません …どういう事か、もうチョット詳しくお願いします…」
そろそろミユに聞いた事を話してみてもいいだろう。僕をここまで巻き込んだ真意が知りたい。
「部長、僕に隠してる事がありますよね?」
「隠してる事?」
「ビズライフの田崎の事です」
その名前を聞いて井川部長の顔色が曇った。
「僕と新垣さんの面接が今年の初め…なのに、なんで去年の暮れに広瀬社長と田崎が貴女と一緒に山崎市長の事務所で会っているんですか?」
「命令だなんて…」
「僕が新垣さんから本当の事を聞き出せばいいんですか?」
「ちょっと待って、ちゃんと話すから!」
「この会議ってあと何分くらいかかりそうですか?最初にそれを教えてくれませんか。15時までにアプリのプッシュ通知を設定しなければいけないんです」
事務的な対応ではぐらかす。そんな作業なんて30分もあれば終わってしまう。
「10時までもらえる?なるべく早く終わらせるから」
「わかりました、大丈夫です」
エアコンを入れ忘れた事務所の湿度が不快感を増長している。リモコンを手にして『急速冷房』で20度・強に設定する。程なくして二人の周囲の空気から張り詰めたものが冷気とともに浄化されていくのがわかった。
「来週末の金曜日、17時から市長の私設事務所で簡単なパーティが行われるの。十人程度の親睦会的なものね。その一時間前に、私と貴方に来て欲しいと彼女からリクエストを受けたの。まずはそのパーティに参加して頂戴、これは業務よ…」
「わかりました!調整します…」
「それに先だって事務所のリビングに大型のプロジェクターを取り付けたいそうなの。なんでもパーティの中で市の施設などの資料映像を見せたいらしくて…貴方に機材を調達してもらってなるべく早く設置してもらいたいの!」
「僕に…ですか…」
「そう…市長からの指示で、知らない業者は絶対いれるなって釘刺されてしまって、困っているのよ…」
「わかりました、何とかなると思います。ネットで調達できる民生機レベルで良いんですよね?」
「勿論、それで良いわ…」
「それと…その時、わからないように盗聴器を仕掛けて欲しいの!」
「なるほど…新垣さんの退社理由を事前に掴む…って訳ですね…」
「貴方を信じているからお願いしてるの、わかるでしょ!」
「正直言って良くわかりません …どういう事か、もうチョット詳しくお願いします…」
そろそろミユに聞いた事を話してみてもいいだろう。僕をここまで巻き込んだ真意が知りたい。
「部長、僕に隠してる事がありますよね?」
「隠してる事?」
「ビズライフの田崎の事です」
その名前を聞いて井川部長の顔色が曇った。
「僕と新垣さんの面接が今年の初め…なのに、なんで去年の暮れに広瀬社長と田崎が貴女と一緒に山崎市長の事務所で会っているんですか?」