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shigure**
第2章 春時雨
4人で過ごす時間は楽しく、あっという間で…

気づくともう窓の外は暗くなっていた。

「もう8時だね。」

私がスマホを開いて言うと、梓ちゃんが口を開いた。

「あ、私このあと最寄駅で彼氏と9時に待ち合わせしてるから…。そろそろ帰るね。」

「そうなの?そろそろいい時間だし、私たちも帰ろっか。」

はるひのその言葉に綾奈ちゃんも同意を示して頷く。
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