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愛欲の部屋
第1章 プロローグ

私にはあんまりその自覚はなかったけれど、ミキと私は学校で美人コンテストがあれば常に一二を争うような仲だった。
ミキの裸を何度か見たことがあるけれど、はち切れんばかりに健康でバランスのとれた肢体は、男であれば誰でもむしゃぶりつきたくなるだろうと思った。
対して私は、ただ細くて貧相で、誰が抱きたくなるだろうと思うような体だった。
それはもう、物凄いコンプレックスで、ミキが、
「何言ってるのよ、痩せてるって事は、それ自体、アドバンテージなのよ」
と言われても、納得できなかった。
ただ、男たちが私に群がって陵辱されているときだけが、ああ、私は必要とされている、ここにいて良いんだと感じる瞬間だった。
そして、待ちに待った、と言うより、恐れ、待ち望み、また恐れ、また待ち望んでいた、浣腸ショーの日がやってきた。
いつもと同じ、ホテルのスイートルームだった。
違っていたのは、客の半分以上が女性だったことだ。
私は心底、恥ずかしいと思った。
この人たちは、私の性癖を知っている。
浣腸されたいという、変態極まりない、私の性癖を。
女達の、この好奇の目!
私の頭からつま先までを舐めるように眺める、同性の目。
私のような若い女が、これから浣腸され、排泄する様子を蔑み、笑ってやろうという、浅ましい目。
これには耐えられない。
そして、プレゼンターとして現れたのは、他ならぬミキだった!
SMの女王様のコスチュームで、鞭を持って、隣の部屋から現れた。
ドッキリとして用意されたこの演出に、私は文字通り腰を抜かし、そこに座り込んだ。
「立ちなさい!」とミキは言った。
まさか、ミキの前で、浣腸されるの?
いえ、よく見れば、鞭と、ガラスの浣腸器も手にしている。
ミキに浣腸されるの?
冗談じゃない、そんなの絶対に嫌だ!
「立ちなさい!」
ミキはまた言った。
私は真っ白の頭のまま、フラフラと立ち上がった。
ミキの裸を何度か見たことがあるけれど、はち切れんばかりに健康でバランスのとれた肢体は、男であれば誰でもむしゃぶりつきたくなるだろうと思った。
対して私は、ただ細くて貧相で、誰が抱きたくなるだろうと思うような体だった。
それはもう、物凄いコンプレックスで、ミキが、
「何言ってるのよ、痩せてるって事は、それ自体、アドバンテージなのよ」
と言われても、納得できなかった。
ただ、男たちが私に群がって陵辱されているときだけが、ああ、私は必要とされている、ここにいて良いんだと感じる瞬間だった。
そして、待ちに待った、と言うより、恐れ、待ち望み、また恐れ、また待ち望んでいた、浣腸ショーの日がやってきた。
いつもと同じ、ホテルのスイートルームだった。
違っていたのは、客の半分以上が女性だったことだ。
私は心底、恥ずかしいと思った。
この人たちは、私の性癖を知っている。
浣腸されたいという、変態極まりない、私の性癖を。
女達の、この好奇の目!
私の頭からつま先までを舐めるように眺める、同性の目。
私のような若い女が、これから浣腸され、排泄する様子を蔑み、笑ってやろうという、浅ましい目。
これには耐えられない。
そして、プレゼンターとして現れたのは、他ならぬミキだった!
SMの女王様のコスチュームで、鞭を持って、隣の部屋から現れた。
ドッキリとして用意されたこの演出に、私は文字通り腰を抜かし、そこに座り込んだ。
「立ちなさい!」とミキは言った。
まさか、ミキの前で、浣腸されるの?
いえ、よく見れば、鞭と、ガラスの浣腸器も手にしている。
ミキに浣腸されるの?
冗談じゃない、そんなの絶対に嫌だ!
「立ちなさい!」
ミキはまた言った。
私は真っ白の頭のまま、フラフラと立ち上がった。

