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第4章 音楽室で…

俺と花梨が、付き合ってるのは、誰も知らない…。たぶん、言っても、誰も信じないから(;^_^A

そりゃ、そうだろうな。

俺、蒼井翔太は、ｸﾗｽでの成績は、だいたいがﾋﾞﾘに近いし、かたや、花梨は、頭がいい。

だから、専らこうして花梨のﾋﾟｱﾉの練習に付き合ったり、お互いの家で話したりしてる。

「ねぇ、花梨は、今度のﾋﾟｱﾉの発表会で、何を演奏するの？」
「ん？ｼｮﾊﾟﾝの木枯らしだよ。ねぇ、今度は、来てくれるよね？」
「ん～。わかんね(笑)なんか、寝そうだもん(;^_^A」
「え～。いっつも、お花だけじゃん。今回は、中学校生活最後の発表会なんだからさ、来て。」
「う、うん。母さんに頼んでみるよ。」
「良かった～。」

花梨が、急に抱きついてくるから、ｿﾌｧから落ちそうになった。