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蝶が舞う時
第13章 予兆
夕飯は菜摘手作りの麻婆豆腐と餃子

2つの大皿にそれぞれが盛られ、量的にもかなりボリュームがある。

「中華はあまり自信ないけど…」

菜摘は少し不安げな表情を見せて俺を見つめる。

俺は麻婆豆腐を小皿にとって箸をつけた。

「うん、旨い! 微妙な辛さがいいね!」

美咲も一口食べて

「お姉ちゃん、美味しい! 流石はお姉ちゃんね。」

「ああ…良かった。あの有名な料理人のレシピで作ったから…」

俺は餃子も口に入れた。

「菜摘、この餃子も美味しい。少しニンニクが利きすぎだけど旨いよ。」

美咲はニヤニヤしながら

「おじさん、いっぱい食べてね。」

「美咲、何か企んでないか?」

「何もないです。もうおじさんたら~」

「でも食べ過ぎたら臭くなっちゃうかも…」

菜摘は少し気にする。

「まあ、いいじゃないか、美味しければ!」

結局、菜摘の作った麻婆豆腐と餃子は3人で完食された。

俺はまたあの薬を1錠飲むとリビングのソファーで寛いだ。

菜摘と美咲は片付けをしている。

「おじさん、お風呂どうぞ…」

「お前達と一緒に入るよ。」

「ダメよ。おじさんまだ体調が良くないから…」

菜摘は本当に厳しい。

「じゃ、こうしよう。菜摘か美咲のどちらか1人と入る。」

「おじさん、ダメよ。」

菜摘は言い張る。

「大丈夫だよ。背中洗って貰うだけだ。何もしない…」

「え~ 本当かなぁ~」

美咲が疑う。

「本当だ。なぁ、菜摘いいだろ?」

「本当に何もしない?」

「ああ…しない…」

「仕方ないなぁ~ じゃ、美咲ちゃん、お願い。菜摘はまだする事あるから…」

「は~い。」

「じゃ、おじさん、お風呂入るよ。」

俺と美咲は着替えを持って脱衣室に入った。


脱衣室に入ると着替えを籠の中に入れた。

すると美咲がその上に着替えのブラジャーと赤のTバックを置く。

俺は赤のTバックに驚いた。

「おいおい美咲、またエロいパンティを買ったなぁ~」

「でしょう! おじさんが喜ぶと思って。お姉ちゃんも買ったわ。」

「菜摘もか!」

美咲は笑ってインナーシャツを脱いだ。

美咲の赤のブラジャーで二つの乳房を窮屈そうにしている。

トレーナーのズボンを脱ぎ、美咲はブラジャーとパンティ姿で洗面ユニットの鏡を見つめている。

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