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《愛撫の先に…②》
第2章 菜々美は菜々美
『――わっ、やだっっ!寝坊っっ!
玉子かけご飯になっちゃう?』
菜々美は片手をシーツにつき上半身をおこすと下着を身に付けていない胸が外気にふれた。
『鳥肌?いやこれは乳輪特有の』
枕から角度を変え彼女の膨らみを見上げる結城は目を細めた。
『やだ…それ以上…』
『それ以上?
俺の言葉か、空気にさらされて、どっちかな?
先は尖った…
男よりも女性の方が尖る様が明確で明らか――』
男よりも女性の方が尖る様が明確で明らか――だなんて…
そんな事を言われたらあなたの手のひらや指先や唇が欲しくなる…
胸の先がもっと尖っ――
ううん!
朝ご飯に、支度して仕事に行かなきゃ遅刻しちゃう!
『朝ご飯作らなきゃっ!』
『菜々美、
マンションからスイートタイムに移っている、
朝食も通勤も時間的余裕があるのがわかっているかな?』
『あっ…』
相沢さんの事があってすぐにあたしの部屋には帰らずにいるんだったわ。
5時30分の炊き上がり予約で白米特有のいい匂いがしている。
『菜々美、たまには玉子かけご飯も悪くない』
結城は彼女を引き寄せ唇を合わせた。
『菜々美の知り合いに注意しなさい』
――彼はそう言った。
ついこの間もそんな事を言われた気がする、
ねぇ、これは予言なの?
それとも朝の挨拶みたいな気に留めなくていい事?
この間に1度、
そして2度目を言われている。
―
――
―――
次の日のキスの後もまた彼は言う。
『知り合いに気をつけなさい』
ネクタイをしめながら言う彼に不安を覚える。
あたしにだけ予言は見えないんじゃなかったの?
玉子かけご飯になっちゃう?』
菜々美は片手をシーツにつき上半身をおこすと下着を身に付けていない胸が外気にふれた。
『鳥肌?いやこれは乳輪特有の』
枕から角度を変え彼女の膨らみを見上げる結城は目を細めた。
『やだ…それ以上…』
『それ以上?
俺の言葉か、空気にさらされて、どっちかな?
先は尖った…
男よりも女性の方が尖る様が明確で明らか――』
男よりも女性の方が尖る様が明確で明らか――だなんて…
そんな事を言われたらあなたの手のひらや指先や唇が欲しくなる…
胸の先がもっと尖っ――
ううん!
朝ご飯に、支度して仕事に行かなきゃ遅刻しちゃう!
『朝ご飯作らなきゃっ!』
『菜々美、
マンションからスイートタイムに移っている、
朝食も通勤も時間的余裕があるのがわかっているかな?』
『あっ…』
相沢さんの事があってすぐにあたしの部屋には帰らずにいるんだったわ。
5時30分の炊き上がり予約で白米特有のいい匂いがしている。
『菜々美、たまには玉子かけご飯も悪くない』
結城は彼女を引き寄せ唇を合わせた。
『菜々美の知り合いに注意しなさい』
――彼はそう言った。
ついこの間もそんな事を言われた気がする、
ねぇ、これは予言なの?
それとも朝の挨拶みたいな気に留めなくていい事?
この間に1度、
そして2度目を言われている。
―
――
―――
次の日のキスの後もまた彼は言う。
『知り合いに気をつけなさい』
ネクタイをしめながら言う彼に不安を覚える。
あたしにだけ予言は見えないんじゃなかったの?