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《愛撫の先に…②》
第3章 菜々美は菜々美の未来を…!
いったい何の用?あまり話したくないのにどうやって話さない口実を見つければいいの?

『やっぱり私江崎さんに嫌われてるのかしら?いつも逃げ腰だから私気にしていたわ、夏帆さんの今の発言でハッキリしたみたい』

翔子さんがあたしを気にして?
今の発言でハッキリ?
先輩の話に秘密がばれるとしたら結城さんとあたしがつき合っていた事、、、。
翔子さんはあたしに何を言いたいの?多分知りたくない事?

『翔子さんを嫌う理由なんてありません』

結城が翔子を大切にしている以上菜々美は翔子が嫌いなのだが、なんでもない口調で喋る事は神経を使う。

『そう?』
疑っているようだ。

会話は続かず菜々美が何も言わないので1分の沈黙が長く思える程、だからなのか翔子がまた話し始めた。

『蒼い恋人のモデルは啓輔くんね?』

『何がおっしゃりたいのですか?
ヒーローばかりの描写が目立って他の人達が目立たないと翔子さんに前に聞きました。でも初めて書いた小説にアレコレ言わないでください』

啓輔くんなんて呼ばないで!
翔子さんは結城さんとのつき合いが長いっていやでも突きつけられているような気がするから。

『初めて書く小説に啓輔くんをモデルにするなんて無謀、初めてなら書けるキャラを選ばなきゃ、ヒーロー以外はみんな同じような描写で誰が誰だか同じ』

『結城さんだってあたしは言っていません』

何故結城さんだとわかってしまうの?
先輩は小説の編集の仕事をしているからわかるんだと思えるけど、翔子さんまでも?
金髪サラサラのイケメンさんだとしかあたしは書いてないのに。

『啓輔くんだわ、モデルが素敵だから読者が増えたのかしら』

モデルが素敵………。
翔子さん結城さんを好きなの……。
結城さんも翔子さんが好きで翔子さんも結城さんを好きだと、あたしなんて勝ち目はない、、、
勝ち目なんてない!
なんで悔しがるの、結城さんとはサヨナラを言ったのに何故こだわるの?
鉛を飲み込んだように気持ちがつらい!

『下手だと思う小説なら読まないでください、あたし明日早いのですみません』

もう話していたくない。
逃げ腰だと言われてももう構わない。

『待って、お願い』
まるで少女のような声色変わる翔子。
だが困惑する菜々美。

何?どうして?あたしには話はないのに。

『私と啓輔くんの関係性が気に入らない?』

関係性!?

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