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《愛撫の先に…②》
第5章 占いのままに
『あたし強くなんかなれません』

『ひとつの…1人の男にだけしか恋できないと?』

『あたしは不器用だから、みんなみたいにすぐに彼氏が出来る人が羨ましい』

『おかしいな、あなたの話し方はまるでフリーにでもなったかのようですよ?啓輔は?』

今にも泣きそうな菜々美、何かを察知でもしようとする聡。
不意にスマホを胸ポケットから取り出す聡に菜々美は失礼だと承知ではあるが踵を返し走り出し離れたとこで占いのお礼を言う。

そんな様子をみた聡は呼び止むるのをやめ
妻と子供の元へと歩いてく。
『何がなんだか…』

✿ ✿ ✿

あたしらしくない…
逃げ出すなんて…
だけどスマホを取り出した時なんでだかわからないけど焦りを感じ次に来るかもしれない何かに対処しきれないあたし…
だから投げ出した…
訪問しておいて逃げ出すなんて…

菜々美はそんな事を思いながらひたすら走ったがワンピースにパンプスだから思う有に走れはしない。

スニーカー履いてくれば良かった…
もう寄るとこなんでないしラフな服を買って楽な服で帰ろう…

彼女は見慣れないバス停のベンチに座り擦り付けそうなくるぶしを手でさすった。

どうしょう、どの方向のバスに乗ればいいの?
行きはタクシーで来たため、そして聡の家からやみくもに走った為に方向すらわからない。

『どうしょう…帰り道わからない……大きなターミナルか駅に向かうような場所…』


なんとか無事に駅につき安堵しカフェで空腹を満たした。
あたしって何をやってるの?
週末の休みに占いをしてもらいに会いに行って逃げ帰るなんて…
明日からまた仕事なんだし電車乗り継いで帰るだけだし楽な服とかもうどうでも良くてシャワー浴びて早く布団に入りたい…

『よう彼女お茶しない?』
コンビニにでも行くような感じのスエットにスニーカーのタバコ男が近づいてくる。

髪ボサボサでまるで寝起きのよう、週待だから寝起きでも不思議じゃないけど素足にスニーカーなんてだらしない。
早く電車に乗らなきゃ!

なんとかあのタバコ男をかわし電車に乗り込む事で安堵した。
だが彼女は乗ってはいけない経路に乗ってしまっていてそれに気がついたのは乗り換えアナウンスを聞いてからだ。

彼女はすぐさま電車から降りてタクシーを待ったが週末の為利用客で長い列を作っていて諦めざるをえない。

どうすれば?

『菜々美ちゃん』
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