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《愛撫の先に…②》
第9章 処方箋
その日からの事。
結城は度々仕事を抜け出しはしてもほんの1時間くらいでスイートタイムの業務。
何をしているかというとあの日陽子が車からみた白い家のペンキ塗りの修復の成り行きをみていた。
ただただ業者任せにはしたくない、任せたからには最後まで見るのが責任ある行動、責任者たる人なのだ。
例えそれが自分で書いたものでなくても依頼者たる責任からだろう。

書いた人はたまごホリック。
その犠牲をはらうのは結城。
人と成りが分かるというものだ。
たまたま通りかかりに陽子がみてそれを知り結城はスイートタイムには居ないといい、闇雲に陽子を疑う奈々美。
奈々美はあの家がきれいになっていくのを知らないのだ。

そして家の外観が元通りにきれいになり家を解約するという手続きに不動産と大家とで話をし鍵を返した。
『お世話になりました』
結城は気持ちだというお菓子の包をそれらの方々に渡しペンキをとってくれた業者の方々には1人1人に気持ちとして包んで渡してく。

疲れきって帰った結城はフロントの従業員にお礼を言うとフロント業務に就く。

『オーナー?疲れているんじゃ?』
従業員がねぎらう。

『しなければいけない事をきれいに片付けただけ、度々仕事を抜ける俺を許してくれてありがとう』
結城は宿泊客予定の表をみてパソコンをたたきながら隣の従業員に笑いかけた。

『オーナー…家を返したと……』
ねぎらう。

『奈々美が帰る何処はここしかない、君達もよろしく頼むよ』
彼はまた笑った。
たまごホリックが割り奈々美が新しいガラスを頼んだ物は不動産及び大家により壊す前の物があるという事で1枚だけ違うという不格好な事から統一されたガラスが入れられ、その手配や話し合いにも結城は立ち会い謝罪している。

奈々美が帰る何処はここしかない、と結城が言う裏付けは業者に頼む前と作業中の合間に彼は奈々美の荷物や生活する上での衣食住の家具・家電等を家から出し引っ越し業者にスイートタイムに運ばせていたのだ。
それは宿泊客がいない昼間・奈々美が仕事に行っている昼間に行っていた。
荷物等は2007または2008の邪魔にならない箇所に運ばせていたのである。
彼女が何故荷物の大移動を知らないかというと結城が上手に収納したからに違いない。

その時お客様が入ってくるといらっしゃいませと2人の声が揃う。

奈々美はこの事を知らない幸せな女…
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