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《愛撫の先に…②》
第9章 処方箋
『…らしくないな、あたしって遥斗の事になると』
泣き笑いだ。

『かわいいと思うよ』
奈々美が小さく拍手した。

『だから奈々美も素直にね』
ウインクする陽子。

『翔子さんは親友の奥さんで、陽子は友達だと言った結城さんの言葉を信じろっていうの?』
表情がかたくなる。

『あたしを友達?せめてセフレくらいになりたいけど彼のテクでアンアン喘ぎたいのが願望ね、あたしも予言をお願いしてみれば良かった〜』
ハンドルをたたいて悔しがる。
先ほどまで遥斗遥斗と目を潤ませていた女なのだがやはりイケメンには弱いのか?

『遥斗くんが泣くよ?』
呆れる奈々美。

『翔子が親友の奥さん、あたしが友達と結城さんが言ったならそれが真実じゃない?バカみたいに疑ってないで素直になりなよ、スイートタイムもうすぐ着くよ、結城さんはいないと思うけど自然体で接すればオッケーよ』
ウインカーを出し曲がると向こう左側にスイートタイムの文字が縦看板に見えてくる。

利用者駐車場で降ろされ奈々美は心細く車を見やる。

あたしこうして結城さんの車をみた事最近なかった…

素直にならないとそのうちさよならなんて言われるよと陽子に言われた言葉が思い出された。

結城さんはいないと思うけど、って陽子なんで?

グルグルとわけのわからない考え事が頭の中をまわっているようだ。

別の従業員がフロントで奈々美に笑いかけキーを差し出す。
『オーナーはあいにく席を外していますがごゆるりとおくつろぎください』
その言葉に陽子の言葉がまた繰り返し彼女は小さな疑問で気持ちが暗くなった。

素直にならないとさよならなんて言われるよ…
陽子も従業員さんも知っている事…

素直にならないとさよならなんて言われるよ…
さよならなんて…

長いような1日が終わったのか奈々美はベッドで眠っていた。

さよならなんて言われるよ…
陽子、なんで結城さんのスケジュール知っているの?
あたしが知らない事を陽子がなんで…

陽子はセフレくらいになりたいと、結城さんのテクでアンアン喘ぎたいと…
本当は結城さんの事も好きなんでしょ?陽子…
だってあたしの名前で予言を申し込んだ時羨ましそうにしていた事親友だからわかるの…
遥斗くんがいるのに…
遥斗くんとの出会いをあたし初めて聞いた…
勝ち気な陽子でも怯えて公園で泣く事もあったんだね…
よそう陽子を責めるのは…
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