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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
『啓輔さんでいいじゃない』
『啓輔さんと呼んだ時嬉しくて嬉しくて何度も繰り返し繰り返し呼んで、
未来が結城菜々美になると知ってこのまま甘ったれたあたしでいいのかな?
自信が持てるまで結城さんと呼んでケジメをつけなきゃダメかな?って』
『菜々美らしいけどそこまで頑なにならなくても、
エッチの時にも「結城さん」なんてつまんないわ』
『陽子みたいに付き合って長くなんかないもん』
『はいはい…』
そんな話をしながら彼女らは大盛りオムライスを口に運び完食していた。
それを見計らうように男性が皿等を下げ、
次にアイスクリームを持ってくる。
『完食ありがとうございます』
『大盛りは無理とか言ってても結局食べちゃいました』
と恥ずかしそうに菜々美。
『大盛りで恥ずかしがる事なんて菜々美らしいけど、好きな物を前にすると食べれるもんでしょ。
お兄さん今度彼と食べに来るわ』
と初対面でもフレンドリーさを発揮する陽子。
嬉しそうにお辞儀をするホールの男性は菜々美らと同年代くらいの印象だった。
いつもいく店より近いオムライスの店《たまごホリック》の味は菜々美・陽子のお腹を満足させたようだ。
…
……
21時、マンション駐車場。
彼女が車から降りる前に結城は菜々美へキスをして言った。
『おやすみ菜々美』
結城さん…
結城さん結城さん…
掴まれた手の…
唇にあてられた唇のぬくもりが切ない…
『ギュッとして…』
『菜々美?
日曜または月曜の夜には会えるというのに甘えてますね?
かわいいよ…
このまま押し倒したくなる』
結城さんあたしそれでもいい…
ベッドとは違うシチュエーションであなたで一杯にして――――…
『今日はキスまでだから』結城は背中に右腕をまわし抱きしめた後、
耳たぶへ唇をあて軽く噛みささやく。
『ゆっくり休むといい』
甘やかされてる?
あたしあなたの側で眠りたい…
『啓輔さんと呼んだ時嬉しくて嬉しくて何度も繰り返し繰り返し呼んで、
未来が結城菜々美になると知ってこのまま甘ったれたあたしでいいのかな?
自信が持てるまで結城さんと呼んでケジメをつけなきゃダメかな?って』
『菜々美らしいけどそこまで頑なにならなくても、
エッチの時にも「結城さん」なんてつまんないわ』
『陽子みたいに付き合って長くなんかないもん』
『はいはい…』
そんな話をしながら彼女らは大盛りオムライスを口に運び完食していた。
それを見計らうように男性が皿等を下げ、
次にアイスクリームを持ってくる。
『完食ありがとうございます』
『大盛りは無理とか言ってても結局食べちゃいました』
と恥ずかしそうに菜々美。
『大盛りで恥ずかしがる事なんて菜々美らしいけど、好きな物を前にすると食べれるもんでしょ。
お兄さん今度彼と食べに来るわ』
と初対面でもフレンドリーさを発揮する陽子。
嬉しそうにお辞儀をするホールの男性は菜々美らと同年代くらいの印象だった。
いつもいく店より近いオムライスの店《たまごホリック》の味は菜々美・陽子のお腹を満足させたようだ。
…
……
21時、マンション駐車場。
彼女が車から降りる前に結城は菜々美へキスをして言った。
『おやすみ菜々美』
結城さん…
結城さん結城さん…
掴まれた手の…
唇にあてられた唇のぬくもりが切ない…
『ギュッとして…』
『菜々美?
日曜または月曜の夜には会えるというのに甘えてますね?
かわいいよ…
このまま押し倒したくなる』
結城さんあたしそれでもいい…
ベッドとは違うシチュエーションであなたで一杯にして――――…
『今日はキスまでだから』結城は背中に右腕をまわし抱きしめた後、
耳たぶへ唇をあて軽く噛みささやく。
『ゆっくり休むといい』
甘やかされてる?
あたしあなたの側で眠りたい…