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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
駐車場から右折し走り出す彼の車を切なそうに見ていた。
『ゆっくり休むといい、
なんて甘やかし?結城さん』
車の中で押し倒してくれてもいいの、結城さん…
キスだけなんて物足りない…

その夜はシャワーを浴びリビングでテレビを見ていると眠くなった。


次の日、昼間。
菜々美はスーパーのレジで精算し出入口へと向かっていた。

ショッピングカートの引っ掛け部分に買い物袋とバッグが見えたが周りに人はいない。

『忘れ物?……』
レジ近くにいた店員に忘れ物のバッグを示した。

『中身を確認させていただきます、
………たまごホリックの名刺と地図以外には携帯と財布くらいでしょうか。
当店で忘れ物として後々電話をいれ取りに来てもらいます』
『たまごホリック?』

あたしバカなのかしら?
お人好し?
「たまごホリックなら会社の近くです」
なんてバッグを預かってしまうなんて…

土曜日だし会社方面には用はないのに菜々美はたまごホリックを目指し歩いていた。

時折そのバッグから着信の音がしていて菜々美はだんだんと歩を早める。

『鳴らしたって誰も出るわけがないのわかってるくせに、
兄貴はせっかちなんだよ』
開いた窓からそんな声がして着信はバッグからやはり聞こえ着信のタイミングとしては合っている。

『どこでなくしたかなんて手当たり次第寄ったとこ回ればいんだろ?』

なんか声が外まで聞こえて喧嘩して?
入りづらいな…
だけどバッグを渡さなきゃ帰れない…

菜々美は店のドアに手をかけると言い争いはピタリと止まり、
愛想笑いの男2人が出迎える。
『いらっしゃいませ!』

なんて成り行きなんだろう?
あたしハグされて!?
『試食段階だけど良かったら食べていってよ』

テーブルに座らされオムライスが出されているから、慌てないはずはない。

『あたしそんなつもりじゃ…』
『食べていってよ』
先ほどのハグをした男性が向かいに座って眺め始めた。
『かわいいね、
いいと思っていたんだ。
デートしない?』

えっ!
えええっ?
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