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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
内緒でこの家を売り物件にしたというの?
じゃああたしの帰るところは何処にあるというの?
休みでも1日ゴロゴロしていたって誰にも文句を言われないひとりの空間をあたしから取り上げるというの?

結城さんっ!
あたしに黙ってそんなのひどい!

『おっ奈々美!やっと来たか!何週間もずっと待っていたのにどういうつもりよ?お仕置きだなっ馬鹿みたいにみてる住人よ奈々美が来ればこの家から一歩も出やしねぇよ、セックス三昧〜、ウ〜フッフッフ』
たまごホリックは不動産の男性を突き飛ばし奈々美に向かって舌舐めずりしながら腕を広げ近づいてきた。

この人この間からニキビ増えて太ってない?
それよりも気持ち悪い…
逃げなきゃ…

焦る彼女は回れ右しようとするが足元が動揺からおぼつかなくふらついた為にたまごホリックに簡単に腕を掴まれ輪の中央へと引きよせられる。
歯をみがいてないのか食いカスとタバコのヤニで不潔感を放っているそんなたまごホリックに抱き寄せられ片手は乱暴にワシワシと自分のだというように胸を揉んでいく。

『いやぁ〜っ、離してっ、触らないで』
奈々美は力いっぱい抱擁から逃れようともがいている。

『休みでもかわいい孫を連れて来なくて良かったっ、あんたらのこんなモノで孫に悪影響があったらこの日を後悔するからの』
初老が怪訝そうに眉をひそめ腕組み、息子に何やら話し輪の中から後退りし帰ろうとする。

『お嬢さん上手くその男をなだめてこの周りの住人の平和な生活を返してくれんか』
初老おじさんが振り返り奈々美に言うと輪の住人全員から拍手がおきる。

『おじさん、おじさん、この人とは何の関係もないんです!被害者なん……つぅ…』
『黙れよ!ジジィ、それから俺をさげすんだ住人ども、嫁と言ったら嫁なんだよ!』
奈々美が叫び、そしてたまごホリックが彼女の頬を殴ったのだ。

初老おじさんは目を光らせたまごホリックが嘘を言い奈々美が本当に逃げたいと思っていると察し息子夫婦と3人で奈々美からたまごホリックの身体を引き剥がした。

『大丈夫かね?お嬢さん…上手くその男をなだめろとか…おじさんが間違っていたんじゃ』
申し訳ないとでも伝えるように初老おじさんは彼女に手をあわせた。

『ううん…ううん…ありがとう…』
奈々美は座り込み泣きながら感謝した。

初老おじさんの勇気に周りの住人らがたまごホリックをつかまえる。
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