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《愛撫の先に…②》
第11章 暗い未来?
札を封筒から出す事なくテーブルに置く結城にたじろぐ奈々美は首を振る。
今更っていう感じで恥ずかしくもある彼女、受け取ってほしいと差し出したのになんで返すのだろうという慌てぶり。
トアの方に歩きかけおにぎり屋の品物を持ち出ようとする結城、奈々美は彼の名前を呼ぶ。
『ご馳走になるよ、コレに合う味噌汁でも作ろうと思う』
振り返りもせず手をあげる結城。
『待って、待ってくださいっっ封筒の中身だけみてお金欲しくないんですか?』
両手を握り叫んでまるで頼んでいるかのよう。
『…君からもらうお金等ありはしない、受け取る理由がみつからないので』
彼女を見ずに言ってドアノブに手をかける。
『あたしをここに住まわせる事に結城さんが困るから…なんであたしをここに住まわせているの?…だからいたたまれなくなって…だから…』
言葉につまりながらも一気に言えた奈々美は喉がかわいたようだ。
『……俺が困るから?支障はない』
ドアノブから手を離し振り返る結城の顔は笑ってはいない。
『だって翔子さんがあたしをここに住まわせているのは大馬鹿だと言ったから…』
彼女は翔子がお土産を持ってスイートタイムに来た事を言っている。
50万も貯金からおろせば数十万円しか残らない。
今更賃貸契約等すれば節約生活が待っているだけだろう。
『また翔子なのか……あいつが何か言えば君はそんな風に貯金からお金をおろすような事をするのですか?君の頭の中は翔子に揺さぶられるのですか?……ウンザリだ、ウンザリしますよ』
はき捨てるように言いきった結城は次第にイライラしているようだ。
『だってあたし宿泊料を払っていないわ、だから翔子さんのいう事が身に染みて……』
結城の剣幕にたじろぐ奈々美は一歩後ずさる。
『陽子さんから依頼されたレッスンは彼女から、それ以外は君から、覚えていませんか?最近の事は俺が勝手に住まわせているだけ……だから貯金から用意する事は何も…だから受け取るわけにはいかない』
間が空く事もなく言いきる、数カ月前のレッスンからの事を彼はよく覚えているらしい。
『最近の宿泊料だけでも受け取ってほしい……』
奈々美は封筒をもう一度彼に差し出した。
『受け取れない、必要ない』
結城は手で封筒を軽く触り彼女の方に押し受け取る事をまた断った事になる。
奈々美は泣きそうな顔をして封筒を握りしめる。
今更っていう感じで恥ずかしくもある彼女、受け取ってほしいと差し出したのになんで返すのだろうという慌てぶり。
トアの方に歩きかけおにぎり屋の品物を持ち出ようとする結城、奈々美は彼の名前を呼ぶ。
『ご馳走になるよ、コレに合う味噌汁でも作ろうと思う』
振り返りもせず手をあげる結城。
『待って、待ってくださいっっ封筒の中身だけみてお金欲しくないんですか?』
両手を握り叫んでまるで頼んでいるかのよう。
『…君からもらうお金等ありはしない、受け取る理由がみつからないので』
彼女を見ずに言ってドアノブに手をかける。
『あたしをここに住まわせる事に結城さんが困るから…なんであたしをここに住まわせているの?…だからいたたまれなくなって…だから…』
言葉につまりながらも一気に言えた奈々美は喉がかわいたようだ。
『……俺が困るから?支障はない』
ドアノブから手を離し振り返る結城の顔は笑ってはいない。
『だって翔子さんがあたしをここに住まわせているのは大馬鹿だと言ったから…』
彼女は翔子がお土産を持ってスイートタイムに来た事を言っている。
50万も貯金からおろせば数十万円しか残らない。
今更賃貸契約等すれば節約生活が待っているだけだろう。
『また翔子なのか……あいつが何か言えば君はそんな風に貯金からお金をおろすような事をするのですか?君の頭の中は翔子に揺さぶられるのですか?……ウンザリだ、ウンザリしますよ』
はき捨てるように言いきった結城は次第にイライラしているようだ。
『だってあたし宿泊料を払っていないわ、だから翔子さんのいう事が身に染みて……』
結城の剣幕にたじろぐ奈々美は一歩後ずさる。
『陽子さんから依頼されたレッスンは彼女から、それ以外は君から、覚えていませんか?最近の事は俺が勝手に住まわせているだけ……だから貯金から用意する事は何も…だから受け取るわけにはいかない』
間が空く事もなく言いきる、数カ月前のレッスンからの事を彼はよく覚えているらしい。
『最近の宿泊料だけでも受け取ってほしい……』
奈々美は封筒をもう一度彼に差し出した。
『受け取れない、必要ない』
結城は手で封筒を軽く触り彼女の方に押し受け取る事をまた断った事になる。
奈々美は泣きそうな顔をして封筒を握りしめる。

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