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第16章 脱げよ

お互い
上半身が素肌になると
俺は真琴を抱きしめ
その肌と肌を
密着させた


あぁ…


久しぶりだ



溜息が漏れるほど

溶けそうな
この感覚



何度も
真琴の背中や髪を
撫でながら
抱きしめると

「あったけ…」

真琴も
俺の背中にしっかりと
腕を回し
照れてるのか
女みたいなことを呟き

次第に
音の出る溜息を漏らしはじめた


気持ちいいよな
真琴

俺は
お前が可愛くて
仕方ないよ


俺にしっかりと抱きつく真琴を
ベッドに寝かせ
唇を二度舐めると
真琴は舌を出して
目を閉じた


舌を絡ませ
乳首に触れると
身体をビクつかせながら
「ぁ…」
と声を漏らす真琴を
もっとイジメたくて仕方ない


乳首を指で転がしながら

耳、喉、鎖骨…

真琴が身体をよじる場所を
じっくりと舐め回し
抵抗がないのを確認すると

俺は

乳首に舌をはわせた


「あ、向井さ…」


まだ慣れてなくて
くすぐったいのか
照れてるのか

真琴は
俺の腕を掴みながら
俺からの
乳首への愛撫に
顔を歪めた


「嫌か？」


「ううん…」


そう答えた
真琴の下半身は
もう熱くなってるはず


けど俺はまだ

そこに触れないでいた



焦らせば焦らすほど
刺激を欲しがり
その先に与えられた快楽は
更なる快楽を
要求したくなるはずだから