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君を好きにならない
第18章 え?マサシじゃねーの?
ふぁ〜…
怠い。
残業続きと
久しぶりの
セックスのせいで
朝まで爆睡した俺は
目がさめると同時に
隣に眠る真琴を探した
…ん?
居ないか…(苦笑)
真琴を抱きしめてたはずなのに
目が覚めた時
もう真琴はベットにいなくて
俺はちょっと
寂しかった。
リビングに様子を見にいくと
何時からやってんのか
予想通り真琴は
パソコンの前に座っていた
カタカタカタ…
「いつからやってんだ?」
そう言って
真琴のすぐそばに座ると
「ん〜……カタカタカタ…」
返事もいい加減だ
なんとも
つれない恋人
昨日
初めてやったってゆーのに…
「あ、向井さん」
「ん?」
「おはようございます」
「あ、あぁ、んっ!」
突然真琴は
俺にキスをしたかと思うと
すぐまた
パソコンに向かって
執筆をはじめてしまった
クスッ
こんな猫
他にはいねーな(笑)
仕方ねぇ
飯でも作るか
俺は
そんな猫のために
朝飯を作るため
台所へと向かった