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君を好きにならない
第18章 え?マサシじゃねーの?

しばらくして
二人で
遅い朝食を食べ
俺は昨日の夜から
放ったらかしにしていた
携帯をチェックした


あ…オネェだ


昨日
電話をかけてきたみたいだが
俺が出ないから
メールが届いていた


内容は
マサシのことだ


どうやら
チェンジって店のバイトと
少しずつだが
うまくいってるらしい


ずっと
マサシから俺に
連絡はないままで
もちろん俺からマサシに
連絡はしていなかった


気になって
オネェには
時々様子を聞いてたんだが

うまくいってるなら
良かった


オネェのメールの最後には
真琴をslowに連れて来いと
書いてあった


そうだな…

絶対連れて行かねぇと
思ってたけど
まぁ
真琴ももうゲイみたいなもんだ
誕生日に約束もしてるし
小説が完成したら
連れてってやるか


「なぁ、真琴
バーに連れて行く話だけどな…」


「…………」



真琴は
腹が膨れて
眠くなったのか

いつの間にか
ソファで
眠ってしまっていた


いったい
何時から書いてなんだか…


俺は
真琴に毛布をかけてやり
パソコンを
覗き込んだ


すると
画面に映されたページは
最終章なんかじゃない

真琴は
今まで書いたページを
書き直してるみたいだった


仕方ねぇ


やりたいように
させるか

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