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君を好きにならない
第18章 え?マサシじゃねーの?

「岸本、待ってるだろうから
そろそろ行ってやれ。
口では大丈夫とか言ってるけど
内心、不安に決まってる。
今日はしっかり
甘えてやれよ」


そう言いながら
俺は真琴の顔を
思い出していた


「分かりました。
じゃ…また」


「じゃあな」


心配してた。
大丈夫だったか?
何度もLINEしようと思ってた。

そう何度も言いそうになったが
俺はそれを堪えて
マサシを見送った


最後に
俺がいい奴になる必要は無い

少しぐらい
嫌な男でいた方がいいからだ


それから俺は
すぐオネェに声をかけた


「オネェ
何も頼んでなくて
悪いけど俺、帰るわ」


「あら?
もう真琴ちゃんが
恋しくなったの?」



「(苦笑)まあな。
今度来るときは
真琴と一緒に来るよ」


「そうね。
その方がいいわ。
楽しみにしてる」


「いつも
色々ありがとな」


「いつか
司ちゃんが
抱いてくれないかなーって
いい人ぶってるだけよ(笑)」


そんなわけないことは
百も承知だが


「じゃあ
なかなか抱けねーなぁ
まだまだ
オネェには
助けてもらいたいからな(笑)」



「やっだー
あたし、おばさんに
なっちゃうじゃなーい。
あ、やだ
長話しちゃった!
早く帰ってあげなさい?
真琴ちゃん
きっと待ってるわ」



「おぅ、わかった。
じゃ、また」



店を出ると
俺は急いでタクシーを
拾った


なんで
気付かなかったんだろう


身体が繋がれば
マサシに対する優越感が
増すのはわかっていたが

それと共に
独占欲も
強くなるはず


それに
ノンケだった真琴は
ゲイに嫉妬が強くなるはずだ

だから
マサシの存在を
そんなに簡単に
乗り越えられるはずがないし
ゲイが集まる場所に
俺がいる事自体
本当は嫌かもしれない


ごめんな…真琴
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