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君を好きにならない
第18章 え?マサシじゃねーの?
《said マサシ》


「コータお待たせ」


「もういいの?」


「あぁ、もう、いいんだ」


「ほんとに?」


「あぁ」


「そっか」


それから
コンビニを出て
暗い道を
二人で歩いた


「これからどうする?」


「翔輝どうしたい?」


「俺の部屋に…
泊まりにきて欲しい」


「え?珍しいね。
明日授業ある日は
いつもなら
泊まらせてくれないのに」


驚いたコータの耳に
口を近づけ
俺は小さな声で囁いた


「甘えたいんだ…」


歳下のコータは
タチだからか
俺に頼られると
嬉しいらしく
今の俺の言葉にも
満足そうに笑い


俺の手を
握りしめた


「コータ」


「ん?」


「コータが好きだよ」


「…うん」


「早く家に着かねーかな(苦笑)」


「俺も翔輝と
同じこと考えてた(笑)」


コータは
そう言いながら
手を挙げてタクシーを止め

行き先を告げた途端
俺にキスをした


コータ

お前がいてよかった


お前が
俺を好きになってくれて
よかった


ずっと側にいたいくらい
好きだよ


コータ。
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