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君を好きにならない
第3章 誘ってんのか?
《BAR Slow》
「で?」
「で?…って?」
「いやだから
それからどうなったのよ」
「いやだから、そんだけだって」
「そんだけって司ちゃん!
その可愛い真琴ちゃんほっといて
こんなとこ来てていいの?」
「いやだから
もうあいつは帰ったからさ」
「え?!!
帰っちゃったの?!
そこまで来てて
帰っちゃったの?!
もったいないわぁーーー」
「……」
「あ、そーゆことね。
了解了解、分かったわ。
だから司ちゃん元気ないんだぁ
ビールなんてもうやめて
いつもの飲んだら?
こんなんじゃ酔わないでしょ?
酔わないと
帰れないんでしょ?」
分かったようなこと
いいやがる
俺は
おネェの顔を一度睨んで
残りのビールを一気に飲み干した
何も食ってない胃に
沁みる気がしたけど
とにかく酔いたい
そんな気分
おネェはすぐに
いつものジンロックをつくり始めた
と、その時
背後で人の気配を感じた
「酔わなきゃ帰れないって
どうしたんですか?司さん」
……マサシだ
「お久しぶりです。
隣…いいですか?」
「で?」
「で?…って?」
「いやだから
それからどうなったのよ」
「いやだから、そんだけだって」
「そんだけって司ちゃん!
その可愛い真琴ちゃんほっといて
こんなとこ来てていいの?」
「いやだから
もうあいつは帰ったからさ」
「え?!!
帰っちゃったの?!
そこまで来てて
帰っちゃったの?!
もったいないわぁーーー」
「……」
「あ、そーゆことね。
了解了解、分かったわ。
だから司ちゃん元気ないんだぁ
ビールなんてもうやめて
いつもの飲んだら?
こんなんじゃ酔わないでしょ?
酔わないと
帰れないんでしょ?」
分かったようなこと
いいやがる
俺は
おネェの顔を一度睨んで
残りのビールを一気に飲み干した
何も食ってない胃に
沁みる気がしたけど
とにかく酔いたい
そんな気分
おネェはすぐに
いつものジンロックをつくり始めた
と、その時
背後で人の気配を感じた
「酔わなきゃ帰れないって
どうしたんですか?司さん」
……マサシだ
「お久しぶりです。
隣…いいですか?」