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君を好きにならない
第3章 誘ってんのか?

いいなんて言ってねーのに
マサシは俺の隣の椅子を引いた

「俺も同じものお願いします」


マサシはこの店にもう慣れたのか
オドオドした様子はない

そんなマサシを一切見ないまま
俺は出てきたジンに口を付けた


「どうか…したんですか?」


「関係ねぇだろ」


「……」


わかってる


ひでぇ答え方だ


けど
わかんねぇんだ


なんでお前に
そんな言い方をしてしまうのか。




真琴は・・・

プロットを見せて
俺の肩でうたた寝をした次の日
パソコン片手に帰ってったんだ


元気にさ


ニコニコしながら
手まで振りながら。


まぁ
あのまま居られても
毎日生き地獄みてーで
辛いんだけどさ

急に部屋が広くなりやがった気がして



たまんねーんだよ
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