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秘めごと
第2章 開花

「まさか、イッたことない…とか言わないよね」

「…ン…行っ、た?」

間違いなく違う意味合いを発した私に、思い切り頭を抱えそうになった柏木さん。
なぜかしら。

「なんか今更スゴく罪悪感が…まぁ今更か…」

ハァ…っとため息をついて、彼はまた私のおでこにキスをする。

「気持ちいいことすると、体が気持ちいいってサインしてくれるでしょ。とっても気持ちよくなると、ビリビリってなって、体から力抜けちゃうんだよ」

「??」

まるで学校の先生のように話しくれるけれど、顔は真っ赤だ。

「あーもう、説明するよりこういうのは感じた方が早い」

「アッン…!」

粘膜を撫でる熱。
またせりあがってくる感覚。体がどこかにいってしまいそうで気持ちよくて怖い。

「大丈夫、怖くないよ」


肩に顔を埋める私にふる、春の日差しのような暖かな。

暖かな声を聞いて。




「ッ、ン…ッ――――!」






私は咲いてしまったのです―――――――――




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