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嫌いじゃなかったの!?
第5章 4ページ目



それにしても目立つ美と醜の差…


ま、まぁ!旅行の記念だし!


佐伯さんは撮った写真を見て満足気だ


なんでそんなにも私を…


そんな疑問が浮かぶ。


こんな冴えなくて、なんの取り柄もない女を。


私はそれを心底不思議に思い、朝それを尋ねた





「佐伯さん。どうして昨日、私にご自身の気持ちを打ち明けられたのですか?」


と。


どうして私が好きなのかとは聞かなかった。


すると佐伯さんは少し悩んでから


「今まで気づかないふりをしてた、抑えてた感情の正体がわかって、そしたらもう自分の中にとどめておくことが難しくなった。」


そう言った。


「で、でも!私は、まだあなたのことがす「最後まで言わないで」


佐伯さんは私の言葉を遮った


そして少年のような笑顔で


「俺のこと、絶対に好きって言わしてやるから。俺でいっぱいになって俺から離れられなくしてやる。覚悟しとけよ」


と言った


「か、覚悟が必要なんですか!?」


私が驚いて声をあげると、佐伯さんは満足気な顔をした





とまぁ、こんなやりとりがあった




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