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嫌いじゃなかったの!?
第5章 4ページ目
でも、私がそんなことを思っているのも御構い無しに私の顔に顔をくっつかせて来て、いつの間にか
パシャッ
カメラのシャッターはすでにきられていた
「さ、佐伯さん!私まだ何も言ってません!」
画面の中にいる私は驚いた顔をしている
一方佐伯さんは穏やかに微笑んでいて、とてもかっこいい
「真嶋さん驚いた顔してますね、ちゃんとキメ顔でもう一枚撮ります?」
キメ顔したところで何も変わらないことは目に見えている
それに顔くっつけてなんて!
恋人みたいだし、もしこれが流出したとき、ただの観光と言っても済まされない事態になる!
「顔離してもう一枚撮りましょう」
そういうと佐伯さんは苦笑いをして
「手強いなぁ、真嶋さんは」
と言って携帯を構えて
「ハイチーズ」
パシャッ
私は撮れた写真を確認する
よし、今度はちゃんと撮れた