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嫌いじゃなかったの!?
第7章 6ページ目。
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私は待ち合わせのカフェに五分前に着いた
何でもかんでも五分か十分前行動が私の中では当たり前になっている
人を待たせてしまうより待つ方が何倍も楽だし
待ち合わせ時刻ぴったりに真希ちゃんがきて、私が先についているのを見ると
「ごめんね、待たせて」
と言った
時間ぴったりなのに、人を待たせてしまったことを悪く思っている様子
真希ちゃんのこんな様子を見ると早く来るのを躊躇ってしまうなぁ…
でもサバサバしているようで謙虚なところが彼女の魅力でもあると思う
「ううん、全然待ってないし、時間ぴったりだよ。というか、彼氏さんと一緒じゃなかったんだね」
私は店内を見回して言う
すると、真希ちゃんは呆れたように
「あいつ、だいたい時間守んないから。まぁ私は慣れてるんだけどね。でも私だけならいいけど今日はあんたもいるから、別々に集合することにしたの。じゃないとあんたを待たせちゃうし。」
そう笑う真希ちゃんは幸せそうで、まるでダメな夫を持った奥さんのよう
「ま、あいつが来るまで女子トークでもしてよ!」
「そうだね、というか緊張する…」
「あんた人見知り克服しなよ?」
そう言って私たちは笑い合った