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嫌いじゃなかったの!?
第8章 7ページ目。




「…ッ!?」



私はその言葉にますますなんと言っていいかわからなくなって混乱した


気のせいか蓮のその言葉は、昨日よりも早急に答えを出して欲しげだった


どうしたんだろう?


蓮らしくない。


蓮はせっかちそうに見えてせっかちだけれど、人の出す答えや、考えはゆっくりじっくり待ってくれる人で、相手のことをすごく尊重している。


その蓮が…。何かおかしい。



「ねぇ。何かあった?蓮らしくないよ」


私は不思議に思ってそう聞いた。


すると蓮は困ったように笑って頭をガシガシと乱暴にかいてから息を吐いて


「やっぱお前には敵わねぇな」


そして、心を決めたように


「父さんが昨日倒れたらしいんだ。さっき母さんから連絡あって今は落ち着いてるらしいんだけどいつ重篤になるかわかんねぇし、意識が戻って回復したとしても、車椅子生活になるらしいんだ」


そう言った。


さっきの電話は蓮のお母さんからだったんだ





いろいろな情報が突然入ってきてまた混乱する。





蓮のお父さんにはとってもお世話になっていてそのお父さんが…。



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