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嫌いじゃなかったの!?
第3章 2ページ目。

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相変わらず千鳥足の真嶋さんの腰に手を回して体を支え歩くこと10分。


ある5階建てのファミリー向けのマンションに到着した


「マイホームです」


眠たそうな顔で真嶋さんが言った


てっきり一人暮らしかと思っていたが、家族と住んでいるのか?


「家族と住んでるんですか?」


つい聞いてみてしまった


だけど返ってきた答えは意外なものだった


「いえ、幼馴染と住んでいます〜。一緒に上京してきたんです。」


だからファミリー向けのマンションなわけか。


マンションの壁には「2LDKでファミリー向け!ネット使い放題!」と書かれた垂れ幕がしてあった




「階は何階ですか?玄関まで送ります」


そう言うと、


「ここまででいいです…って言いたいところなんですけど、歩ける自信がないです。ごめんなさいお願いします」


と、真嶋さんは申し訳なさそうに笑った


そして、二階ですと言い、俺たちはマンションのフロントに入った


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