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第3章 2ページ目。

「あんなに人前で酒飲むなっつったのに」


そう言って真嶋さんの口をおちょぼ口にしてこのやろぉ〜！と言ってる


「や、やめてよ蓮！人前で！」


イケメンの名前は蓮というらしい。


2人は俺がいることを忘れているかのように言い合いをしている。


見ていて兄弟喧嘩のように思える


「あの、俺帰ってもいいですか？」


2人の言い合いを止めるように俺はそう言った


しかも、俺はいまだに真嶋さんと腰を抱き合っている。


それをみたイケメンは不機嫌そうに目をそらして、


「こいつをここまで送ってくれてありがとな」


そう言って俺から真嶋さんを受け取り、フラフラする真嶋さんと肩を組んだ


「では自分はこれで」


そう言って帰ろうとした時、


「なぁ、お前名前は？」


そう聞かれた


少し言うのを躊躇ったが、


「佐伯凌です」


営業スマイルでそう言った


すると、イケメンはまた不機嫌そう息を吐き


「ありがとな、佐伯サン」


と、表情を緩めた